High Sierra、My Arc’teryx Collection ~ Alpha SV & Alpha Jacket
Arc’teryxは、1998年にハードシェルの常識を覆したアルファ SV ジャケットをリリース。25年経った現在でも絶え間ないイノベーションにより今なおハードシェルの頂点に君臨し続けている。
個人的に覚えている限りでは、80年代から94年頃までは、L.L.Bean、SIERRA DESIGNS、THE NORTH FACE、MOONSTONE、WILDTHINGS、Patagoniaなどを好んで着てきた訳ですが、兄や外国帰りの友人をはじめ、プロペラ、バックドロップ、ラブラドール レトリバーなどのアメリカンカジュアルを提案するショップの影響がかなり強かった。その後も藤原ヒロシさんなどの影響でBURTON IDIOMなども着ましたし、2008年くらいからArc’teryxからリリースされていたアメリカとカナダでしか入手できなかったLEAFシリーズやPatagonia MARSシリーズなども現地の友人を通して輸入していた訳ですが、先進的なギアを発表するスポーツ系やアウトドア系は定期的にアップデイトする分野なので今でも興味があります。日本のMont-bell、Snow Peak、キャリーモアのイギリス発Karrimor、北欧のKlättermusenもフルで揃えたりしていましたが、BEAMSが最初の頃から推していたArc’teryxに関しては特別で、今でもアップデートするたびに買い直しています。
基本的に日本人向けではないので、180オーバーな私でも手が長いとか輸入ブランドはサイズに悩む訳ですが、日本市場をターゲットにしているブランドが多いので90年代後半からは随分とサイズも日本人に近づいてきたと思います。
2001年から別注を行うBEAMSではオシャレを意識した展開なのかBeta JacketやTheta SV Jacketをアレンジしていて、当時のモデルはジッパーがフロントに3本あった頃もあり、最高峰なAlpha SVのフロントジップが2本より見た目が良くBeta JacketやTheta SV Jacket、Zeta SL Jacketなどの別注バージョンを着ていた。またAlpha SLのジッパーが1本のモデルなどもBEAMSアレンジでリリースされていた訳ですが、取引先に貰ったカナダオリンピックの際、カナダの選手団が着ていたカラフルなArc’teryxのJacketなど魅力的なモデルが多いのもハマる要素ですね。
因みに、Alpha SVは日本では買えるところも少なかったし高額すぎたので、2004年頃に通訳をやってくれていたNew Yorkで学生生活の経験がある飯塚くんのオススメでNYのParagon Sportsで買ったオレンジが初でした。それでも高額でしたね。
1998年からリリースされているアルファ SV ジャケットは2023年で9代目となりますが、掲載したモデルは2020年以降のモデルにあたる24K ブラックのGORE-TEX Pro Most Ruggedを採用したバージョンとグリーンのαAR、名称がアルファになったリップストップが懐かしい新型モデルのブラック。
ファッション重視なライセンスブランドが増える中で、今では先進的なギアを発表するスポーツ系やアウトドア系は少ないので貴重ですね。