再び、OH完了とのことでChopard Boutique Ginzaへ
廃盤モデル「ハッピーダイヤモンド」のオーバーホールで気をつけたいこと
Chopardの代表作の一つであるHappy Diamondsは、2枚のサファイアクリスタルの間をダイヤモンドが自由に動くという、非常に特徴的な構造を持つ時計です。この美しい構造はブランドの象徴とも言えるものですが、実はオーバーホール(OH)の際には高度な技術を必要とする繊細な構造でもあります。
二重サファイアクリスタル構造の難しさ
ハッピーダイヤモンドは、内部のダイヤモンドを封入するために2層のサファイアクリスタルで構成されています。このガラスは非常に薄く、オーバーホールの際に分解・圧入を行う工程では、常に破損のリスクが伴います。特に注意が必要なのは次のようなケースです。長年の使用によるガラスへの負担や劣化、過去に受けた微細な衝撃、ダイヤモンドが内部で接触して生じる微細な傷や汚れ、こうした条件が重なると、分解や再組み立ての工程でガラスに微細なヒビが入る可能性が高まります。
ガラス破損時の対応
万が一ガラスが破損した場合、ダイヤモンドの破片が内部に混入する、防水性能が失われるといった問題が発生する可能性があります。そのため、ガラス割れが確認された場合はすぐに着用を中止し、専門業者へ相談することが重要です。多くの場合、オーバーホールと同時にガラス交換が必要になります。
修理は専門店かメーカーへ
ハッピーダイヤモンドの修理は、構造を熟知している技術者でなければ対応が難しいモデルです。そのため、メーカー正規サービスか、構造を理解している時計専門修理店への依頼が必須と言えるでしょう。安価な修理を理由に一般的な修理店へ依頼すると、構造を理解していない場合に重大な破損リスクを伴う可能性もあります。
実体験:正規店に依頼して良かったケース
私の母が長年愛用しているのが、ハート型のHappy Diamonds Heartです。このモデルはすでに廃盤となっているため、日常的に使うことを考え、正規店にオーバーホールを依頼しました。依頼先は、Chopard Boutique Ginza Flagship。引き取りの際、裏側のガラスにわずかな割れがあることにその場で気付きました。すぐに申し出たところ、再度修理対応をしていただくことになりました。もしこれが、単に「安いから」という理由で一般の修理店に預けていた場合、トラブルの対応が難しく、大きな問題になっていた可能性もあります。その点、正規店は終始丁寧で誠実な対応で、安心して修理完了を待つことができました。
大切な時計を守るために
ハッピーダイヤモンドのような特殊構造の時計は、修理先の選択がその後のコンディションを大きく左右します。特に廃盤モデルの場合、部品の確保、構造理解、修理後の保証といった点を考慮すると、正規店または専門性の高い修理店へ依頼することが最も安心な選択と言えるでしょう。大切な一本を長く使い続けるためにも、修理先選びは慎重に行いたいものです。


