Berlin 2011 Season 2 ~ Bread & Butter Exhibitions 2011 Vol.1
旧Berlin Tempelhof Airportの跡地で開催されているBread & Butter Exhibitionsの2012年春/夏物の展示会へ
エントランスを抜けるとメインフロアーでは、インターナショナルなユーロ圏の大御所ブランドがズラリと並ぶこの展示会は、他の展示会に比べ安定した集客をみせているが、この展示会に出店しているブランドもトレンド不在を象徴するかのような定番物や各ブランドが得意とするそのブランドの象徴的なアイテムの展開が多い
そもそも洋服文化という歴史を持つヨーロッパ圏ではトレンドなどなくても良いかもしれない
ユーロ誕生から2008年のリーマンショックまでの間は、ユーロ圏及び、日本のアパレル業界は、バブルかと思うくらい凄まじい勢いで成長し、様々なブランドやショップはアパレル業界という華やかさを演出し、それを売りにしていた
不景気の到来とともに華やかさが消え、正気を戻したというべきか冷静な市場が到来した
洋服文化の歴史が浅い、我ら日本人は欧米などのファッションに憧れ、ある者は洋服バカになりトレンドを追いかけ、ある者はビンテージなどに興味を持ち歴史を学んだ
何時の日か市場は、メイドインUSA、メイドインJAPANなどを売りにするようになり、気付いたら価格破壊的なファストファッションなども生まれた
しかし、ヨーロッパへ来て思うのだが、洋服文化という歴史を持つこのエリアは、素材や体を良く見せることのできるデザインに重点を置き、適用適所というべきかどうか分からないが冷静に商品開発を行っており、本物志向と言うべきか何年経っても着ることのできる洋服を提案している点が後発の私どもの発想とは違うと感じた
さて皆さんはどう感じているのでしょうか?