The RAH Band / Clouds Across Moon
近年は、Mark Ronson、Bruno MarsなどがZAPPよろしくなFUNK系のBoogieサウンドを現代に甦らせたり、日本でもSuchmosやFIVE NEW OLDなどが良質なFUNKサウンドを提案して盛り上がりを見せている
個人的には、RolandのドラムマシンTR-808が登場して以降の80年代始めに流行ったディスコ/ブギー(エレクトロ・ファンク)サウンドが好きなのだが、イギリスを含むヨーロッパ勢が提案していたフューチャリスティックなエレクトリックファンクも大好きである
RAH BandのRAHはRichard Anthony Hewsonの頭文字で、Bandとは言ってもほぼ彼の個人プロジェクト
元々Richard Anthony Hewsonはアレンジャーであり、1960年代後半から1970年代までJames Taylor, Herbie Hancock, The Beatles, Mary Hopkins, Supertramp, Diana Ross, Carly Simon, Art Garfunkel, Leo Sayer, Chris Rea, Paul McCartneyなどを含む、様々な大物ミュージシャンの楽曲の編曲を担当していた人物
本人曰く、他人の音楽をアレンジし続けることにうんざりしていたらしく、自分自身の楽曲を求め始めるようになり、1976年に「Richard Hewson Orchestra」名義でオリジナル楽曲をリリース
翌年、1977年にはTHE RAH Bandの名義でインストゥルメンタル曲The Crunchを発表
インストゥルメンタル曲以外にもボーカル入りの曲もリリースしているが、ボーカルはRichard Anthony Hewsonの奥さんが担当している場合が多い
1978年から2002年までに5枚のアルバムをリリースしている彼らだが、一番セールス的に成功したのが大ヒット曲 Clouds Across Moonを収録した4th Album Mysteryであろう
曲調は、エレクトロなファンクポップでオシャレなテイスト!
この流れで、Paul Hardcastle, Ben Liebrandなどの作品もおすすめで、個人的にも最近また聴いてます