Jodeci/Diary Of A Mad Band
Boyz II Menと並び、90年代を代表するR&Bヴォーカル・グループJodeciの93年にリリースした2nd Album!
伝統的なモータウンの芸風を受け継ぐBoyz II Menとは違い、こちらはストリートよりなNew Jack Swingの系譜で若者を中心に人気を獲得、ヘイリー兄弟の強力なリードとディヴァンテ/ダルヴィン兄弟の絶妙なトラックというバランスが、他のグループとは一線を画して魅力的であった
Sean CombsがいたUptown RecordsからSean Combsが主催するBad Boy Entertainmentへ、Teddy Rileyが生み出したNew Jack SwingからTimbaland & Missy “Misdemeanor” Elliottの生み出すサウンドへの流れが良く分かる原石の詰ったアルバムである今作からは、Lately、Cry For You、Let’s Go Through The Motions、What About Us、My Heart Belongs To U、Feenin’などがカットされているが、どれもヒットを記録!
93年当時は、4人組のコーラスグループが非常に流行っていたので、Shai、Silk、All 4 One、Boyz II Menをはじめ数々のグループがチャートに登場していたが、圧倒的な歌唱力と存在感でリスナーを虜にしたJodeci!
今作は、後にシーンで大活躍する事になるTeddy Rileyの門下生だったTimbalandとSistaというグループで活動していたMissy “Misdemeanor” Elliottが参加していた作品としても有名で、既に、実験的なサウンドを展開していた事に驚くであろう
因に、K-Ci & JoJoは後に、グループから独立して作品をリリースしていますが、個人的には、Jodeciっていう集合体の中にいるヘイリー兄弟の方が彼らの良さは伝わっていたと思う
そんでもって、K-Ci & JoJoの従兄弟にあたるDave Hollisterにも注目してみよう!