My PANERAI LUMINOR MARINA 44mm & RADIOMIR BLACK SEAL CERAMICA 45mm 初期型 マイアーレ Collection

FASHION

My PANERAI LUMINOR MARINA 44mm & RADIOMIR BLACK SEAL CERAMICA 45mm 初期型 マイアーレ Collection

90年代後半だと思うが、周りのパイセンがやたらデカいPANERAIのLUMINOR MARINA 44mmを付けだしたので、ROLEXをお休みして真似して買った訳ですが、2007年頃に限定でリリースされたRADIOMIR BLACK SEAL CERAMICA 45mm 初期型 マイアーレも含めて現在も愛用しています

ロレックスとパネライの関係

パネライは創業1860年でTAGHeuerと一緒です。BREITLINGは1884年、IWCは1868年、ZENITHは1865年が創業。しかしパネライは元々はイタリアの時計店で時計を作り始めたのは1936年からです

ラジウムをベースとしたその夜光は『ラジオミール』と名づけられ、特許を取得

1936年当初は時計を作る技術がなかったパネライは、取引先であるロレックスと契約を結びパネライが求めるケースやムーブメントを作らせました。ロレックスが他社のためにこのように時計を作ってたというのも驚きですが、それだけパネライがロレックスに対して影響力のある存在だったのだと思います。

1935年頃にパネライはロレックスに対して、イタリア海軍に供給するためのプロフェッショナルダイバーズウォッチを要求していたとされています。ロレックスは、すでに生産していた47mmのRef.2533ダイアルをロゴの無いものに変えパネライに供給・販売したのではないかと言われています。パネライ初のダイバーズウォッチは、ロレックスのオイスター懐中時計のケースにラグをはんだ付けしたものだということです。それがRADIOMIRの原型にあたります

なぜ、イタリア海軍がパネライに時計製作を依頼したかと言うと、これはもう有名な話ですがイタリアは海に囲まれており、当時、敵国のイギリスなどは海から攻めてきます。そこでイタリア自国の国防の為に海軍に特殊部隊を設けました。ブラックシール(黒アザラシ)と名づけられたその特殊部隊は、敵艦隊に対して奇襲攻撃をする部隊でした。どのような奇襲攻撃かといいますと真夜中、水深10mの深さをSLC(低速魚雷艇)にまたがり相手の艦隊の船底まで進んでいくのです。SLCは先っぽが爆弾になっており、敵艦の魚雷ネット(魚雷を防ぐ網状のネット)を切りながら進み、相手の船に先端の爆弾をセットしてくるのです。このような特殊任務を遂行するにあたって、部隊で共通した時間認識が必要ですし、真っ暗闇(真夜中の水深10mの世界)でもはっきりと時間を読み取れる時計が必要だったのです。そんな時、白羽の矢がたったのが夜光塗料の特許をとっていたパネライだったのです。そして1936年の試作品から2年後の1938年に文字盤のデザインなど改良を加え、実践投与された時計が誕生したのである。

そして1949年には新しい蛍光塗料を開発

ラジオミールはラジウムをベースに作られていましたが、今回はトリチウムをベースにつくられた『ルミノール』というもでした。このネーミングが現在のモデル名になっています。1950年代になるとリューズガードを備えたモデルが誕生。このデザインが現在のパネライの人気モデル、ルミノールへと続く

1993年から民生用に販売を始めたパネライ。しかし、それまでの60年間は軍事機密だった時計なので誰も知らないような時計。ごく一部のマニアが買い求めていたような状態でした。その頃、パネライの絶大なファンとなったのがシルベスター・スタローンでした。スタローンは自身の映画で着用をしたり、自分のニックネームがついた限定モデルなどを出したりしました。それがヴァンドーム(現リシュモン)グループのお偉いさんの目にとまり、1997年に傘下に入りました

そして1998年のジュネーブサロンで鮮烈な世界デビューを果たしたのです

90年代初頭に、文字盤に「ROLEX」の表記がなく「PANERAI」と印されているムーブメントは明らかにロレックス製の謎の個体がビンテージ市場に出回ったことがあり、雑誌などにも掲載され、PANERAIが単にショップ名のため、ショップが勝手にカスタマイズした製品では?と言われていたが、イタリアの政府官給品の軍用時計だった為、関連資料がまったく存在しなかった時代だったので謎だったが、その後に1993年から民生用に販売を始めたので、瞬く間に時計好きやファッション関係者の間で流行ったのであった

個人的には45mmのRADIOMIR BLACK SEAL CERAMICAが好みで、英国防衛省、通称MOD(Ministry of Defence)に納めているコントラクターのPHOENIX社製のG10スペックの正真正銘のNATO軍ストラップを採用したいのですが、サイズがないので違うメーカーのものを付けています

私のPANERAIは2本共にPanerai Firenze Boutiqueで購入しました

 

 

 

 

Related Articles

Recommend

Recent Articles

  1. Gelateria Vitaliのジェラート

  2. SABATINI di Firenzeで勉強会からのHUB銀座コリドー

  3. Leather Maintenance ~ Jacket & Vest 2024

  4. Leather Maintenance ~ Riders Jacket 2024

  5. Empire Steak House & 渋谷 BAR 門でMTG

Ranking

  1. 1

    My Wrangler Denim Jacket Collection ~ Original Vintage 11MJ & 111MJ

  2. 2

    My Arc’teryx LEAF Collection Part.2

  3. 3

    NIKE × OFF-WHITE AIR FORCE 1 MID BLACK & CLEAR

  4. 4

    2022年に本家LEVI’Sが復刻したセパレートバック = T-Back

  5. 5

    Deconstructed Clubを研究

Archive
TOP