Shimane 2018 ~ A Day In The Life Of Shimane Vol.8 – Uryuu (Hinomisaki) Fishing Port
日本遺産「日が沈む聖地出雲」構成文化財:Cultural Asset
宇龍(日御碕)漁港は、奈良期に編纂された出雲国風土記に「宇礼保の浦、広さ七十八歩なり。船廿ばかり泊つべし」とみえる
そのことから古代から良港として知られていたことが分かる
釣では、チヌ・グレ・アジ・スズキ等が楽しめるエリアでもある
永禄六年(1563)五月二十三日尼子家奉行人連署副状に「宇竜 浦之儀」として「近年北国船因州但州船着津に就き」とある
当時、宇竜には北国船(若狭方面からの船か)や因幡、但馬の船が来航していたことが分かる
また、宇竜には「唐船」が入港することもあり、その際は宇竜に置かれた尼子氏の奉行衆を通して必要なものを買い上げるとしている
尼子氏は同時に、日御碕社による宇竜の支配と同地における舟役、勘過料の徴収を寄進という形で保障していた
尼子氏の日御碕社への崇敬が篤かったことだけでなく、杵築大社勢力への対抗もあったといわれる
島根半島西端の海岸線は、出雲神話の舞台となった「稲佐の浜」と「日御碕」の名で親しまれ、そこから見る夕日は絶景です
しかし、この海岸線に夕日にちなんだお社である「天日隅宮(あめのひすみのみや)」(出雲大社)と「日沉宮(ひしずみのみや)」(日御碕神社)が祀られていることはあまり知られていません
古来、大和の北西にある出雲は、日が沈む聖地として認識されていました
とりわけ、出雲の人々は夕日を神聖視して、畏敬の念を抱いていたと考えられます
海に沈むこの地の美しい夕日は、日が沈む聖地出雲の祈りの歴史を語り継いでいます
宇龍|日本遺産「日が沈む聖地出雲」
日御碕 – Wikipedia
日本海のダイビングスポット「日御碕」に海底遺跡か?