Dday One/Journal
Dday Oneは、LAに生まれ育ち、ヒップホップのサンプリングというオタク的要素とターンテーブルをつかったライブ的要素の2つに強い影響をうけている
11歳の頃に、LAのレコードショップやリサイクルショップでレコードを掘りはじめ、ターンテーブルによってレコードを操ることに夢中になったそうで、まだサンプラーを手に入れるまえは、レコード針を同じ箇所にくりかえし落しループを作り、カセットテープデッキで録音するという非常に原始的な方法でビートを作っていたそうだ
その方法で作ったビートと長年にわたって集めた山のようなレコードの中から拾いだしたビートを使い、サンプラーに、とりこんだ音を自由に組みあわせることのできるシークエンス機能を活用し、トラック制作にのめり込んでいく、その成果が結実したのは、2005年にリリースした自身名義初のLP 『Loop Extensions』で、またたく間に完売し、あのカット・ケミストですら買いのがし直接本人にコンタクトをとって、ようやく手に入れたという逸話さえもある
2008年にはセカンドアルバム「Heavy Migration」がPヴァインレコードよりリリースされ、DJクラッシュやDJシャドウの初期作品を好むリスナーから高い評価を得ている
今作は、そんな彼の未発表音源4曲と30分近くの極上ミックス音源が収録されたものである