Firenze 2011 Season 1 ~ Ponte Vecchio
世界の有名な橋のひとつであるポンテ・ヴェッキオは、イタリア語でPonte=橋、Vecchio=古いという意味のとおり、1345年に完成したフィレンツェで最も古い橋である
特徴は、「家付き橋」である
大昔には、ヨーロッパ中にこのような橋が多かったそうですが、ドイツのErfurtにあるクレーマー橋くらいしか似たようなものが残っていないそうで、歩いてみると両側に金銀細工の店が並んでおり、橋の上にいることに気が付かない感覚である
今回は、南から北へ渡ってみましたが、橋の中央部のみ、家が無く、川が望める
家の上に重なるように連なるのは、「ヴァザーリの回廊」と呼ぶ廊下で、北側のヴェッキオ宮からウフィツィ美術館を経て、南側のピッティ宮殿まで続いているそうだ
中央に建っている胸像は、ベンヴェヌート・チェッリーニ氏だそうで「フィレンツェ金銀細工の父」との銘が刻まれているが、彼はシニョーリア広場にある「ペルセウス」像の作者だそうです
ポンテ・ヴェッキオ以外の橋はすべて、第二次大戦末期の1944年、ドイツ軍が撤退時に爆破されたそうで、カッライア橋は分からないが、サンタ・トリニタ橋は、川から破片を拾い集め、昔の姿通りに再建したものだそうである
カッライア橋
ベンヴェヌート・チェッリーニ氏の銅像
サンタ・トリニタ橋