Levert/For Real Tho’
84年から第一線で活躍しているLevertの通算6作目にあたるFor Real Tho’!
音楽一家として名高いLevert一家出身のGerald & Sean兄弟に、Marc Gordonが加わった3人からなるボーカル・グループLevertは、父親がThe O’Jaysでボーカルを担当していたEdward “Eddie” Levertという環境で育った為か、80年代から90年代初頭にかけてI’m Still、(Pop, Pop, Pop, Pop) Goes My Mind、Casanova、Just Coolin’ 、映画New Jack CityでTroopとのFor The Love Of Money/Living For The Cityなどのヒットを連発したものである
今作は、93年にリリースされたものなので、前作より、NJS度が落ち着いて、正統派R&B好きな人には聴き易くなったが、セールス的には、厳しかったようで、シングル・カットは、ABC-123とGood Ol’ Daysの2枚のみである
しかし、Albumに収録されているアップなClap Your HandsやFor Real Tho’をはじめ、素晴らしいスロー・ナンバーShe’s All That (I’ve Been Looking For)やMy Places (Your Place)など、実は聞き応えのあるナンバーが並ぶ!
因に、ディープなヴォーカルは父親譲りなのか、正統派R&Bグループとして、安定した人気を獲得していたLevertは、他のミュージシャンに曲の提供もしており、TroopのThat’s My AttitudeやBarry WhiteのPractice What You Preachのソングライトをはじめ、Men at LargeやThe Rude Boyz、1 Of The GirlsなどのR&Bグループを世に送り出している
また、ソロ・アーティストとしても活動しいる兄のGerald Levertは、I’d Give Anything (to Fall in Love)、You Got That Love、Funny、Mr. Too Damn Good to Youといったヒットを飛ばしていたが、2006年に亡くなってしまった