Alexander O’Neal/Love Makes No Sense
70年代後半より、ミネアポリスのファンクバンド「The Time」の前身バンドにあたる「Flyte Tyme」のリード・ボーカリストとして活動していた力強いファンクから美しいミディアムやバラードまで完璧に歌いこなすR&B/ソウル界屈指の天才シンガーAlexander O’Nealが、93年にリリースした6th Album Love Makes No Sense!
Prince殿下絡みのバンドでの縁からか、85年にリリースした1st Album Alexander O’Neal以降、91年のAll True Manまで、順調にヒットを飛ばしてきたAlexander O’NealとJam & Lewisという最強コンビが解消された後にリリースされた今作は、Flyte Tyme (Jam & Lewisの制作会社)から数人が制作にあたっているが、Executive ProducerとしてJam & Lewisと明記されているのみ
All True Manから参加しているFlyte Tyme (Jam & Lewisの制作会社)からの製作陣Lance Alexander & Prof. Tが制作の良曲If U Let It、Love Makes No Senseをはじめ、In The Middle、Aphrodisia、Home Is Where The Heart Isなどの絶品スローが並び、ポップなAll That Matters To Meなどもイヤじゃない仕上がりで、Michael Bolton作のSince I’ve Been Loving Youなんかは、60年代風でオシャレである
あまり市場的には、目立たない作品ではあったが、6枚もシングル・カットを行った隠れ充実作であるのでおススメしたい
因に、Jam & Lewisファミリーの一員であるLance Alexander & Prof. Tといえば、Lo-Key?やNextなどで良い仕事をしているので聴いてみては?
話は変わりますが、The TimeがThe Original 7venに改名し、昨年10月、旧メンバーが全員集合してアルバムをリリース!
The Band Formerly Known As The Time.
若い子は分からないと思われるので、説明をすると、大御所R&BプロデューサーのJimmy Jam & Terry Lewisが所属していたファンクバンドで、映画「パープル・レイン」で、Prince殿下のバンドのライバルとして登場したバンドがThe Timeである
1990年「Pandemonium」以来、21年ぶりにオリジナルアルバムをオリジナルメンバー全員参加でリリースするというのですから事件である
アルバムのタイトルは「Condensate」で、先行シングルは「#Trendin」
Prince殿下が全く関わっていないThe Timeのアルバムはこれが初であり、Prince殿下抜きのThe Time a.k.a. The Original 7venを今や大御所のJimmy Jam & Terry Lewisが束ねる
再結成への参加メンバーは、Morris Day、Jimmy Jam、Terry Lewis、Jesse Johnson、Jerome Benton、Jellybean Johnson、Monte Moirである
気になる奴は、探してみて!