Moodymann/Black Mahogani
デトロイト・テクノやディープ・ハウスの分野で人気のあるMoodymannというアーティスト名義で活動するKenny Dixon Jr.は、デトロイト出身のDJ上がりのミュージシャンである
1997年にカール・クレイグのレーベルPlanet Eから作品をリリースし、フランスで人気になった彼だが、90年代にレコード店で働いていた頃、デトロイトのOutcast Motorcycle ClubでレジデントDJをつとめており、その当時から腕には定評があったそうだ!
2004年にリリースされた今作は、名曲を多数含む人気の1枚であり、冒頭からディープでスモーキー、ジャズ的な要素をふんだんに取り込んだ内容で、スローナンバー「Holiday」や「Roberta Jean Machine」、新レーベルMahogani Musicの第一弾、第二弾として話題となったジャズハウス「Runaway」、「I”m Doing Fine」などの大作が収録されている
個人的には、BOB JAMES「Spanky」使いの「Shades Of Jae」や「Black Mahogani」などが聞き所であるが、深みを極めたグルーヴが最高な傑作中の傑作なだけに大プッシュ!