2026年に完成すると言われているSagrada Familia
Sagrada Familiaという世界遺産の謎
完成までには300年以上を要すると言われていたスペインのSagrada Familia
そんなSagrada Familiaが、驚異的な工期短縮を実現し、ついに2026年に完成する
着工から100年以上が経過しても今なお建設途中という、珍しい世界遺産 Sagrada Familia
2005年にユネスコの世界遺産に登録されましたが、当然その当時サグラダ・ファミリアはまだまだ未完成
かろうじて完成している建物のみという、部分的な世界遺産登録は世界でも異例と話題になりました
そもそもSagrada Familiaの全貌は設計者であるガウディの頭の中にしかなかったとも言われており、頼りにできるのはたった1枚のスケッチのみ
ガウディ亡き後弟子たちがこしらえた数々の資料もスペイン内戦で焼失してしまうというアクシデントに見舞われ、常に手探り状態で建設を進めていくしかなかったようだ
Sagrada Familia 聖堂は、2025年に聖母被昇天の礼拝堂が完成し、ガウディの没後100年にあたる2026年には、高さ172.5mあるメインタワー「イエス・キリストの塔」が完成すると発表
その後、3つのファサードのうち最後となる「栄光のファサード」などの建設にとりかかり、全体が完成するのは10年後の2034年ごろと見込まれているそうだ
自分が生きている間にSagrada Familiaの完成を見ることはないのだろうなぁと思っていたが、どうやら完成形態を見れそうで嬉しい
Sagrada Familiaは、スペインのバルセロナにあるカトリック教会のバシリカである
聖家族贖罪教会(カタルーニャ語: Temple Expiatori de la Sagrada Família)という正式名称を持つ
本国の名だたる彫刻家たちを抑え、重要な仕事を任されてきた日本人の彫刻家・外尾悦郎さん
着工から130年以上の歳月を経たいまなお未完のまま工事が続く壮大な聖堂の建設に、日本人として参加してきた人物で、建築家、彫刻家など計約200名が働くSagrada Familiaの中で、最も長期間勤め続け、ガウディの意志を最も深く受け継いでいるといわれている
私が一番最初に訪れたのが、2004年の夏であった
当時はインターネットもバルセロナ市街地ではあまり使えない感じだったので、もちろんスマホもなかった、モトローラの携帯電話を持っていたくらいの時代感なので、もちろんエレベーターも今みたいに予約して乗れる環境ではなかった
そのような事から2日に分けて生誕のファサードの塔と受難のファサードの塔へ登りました
20歳年上の上司と登ったのですが、今考えるとタフな先輩でした
Sagrada Familiaの周辺は、カフェやレストランがたくさんありますが、何回か偽物の警察に騙されそうになったり、スペインは不景気だったこともあり、スリが多かったのでスリル満点でした
中心地でもガウディー建築を見ることができる
街の中心・カタルーニャ広場からSagrada Familia 聖堂まで徒歩
Sagrada Familia 聖堂からカサ・ミラなどがあるグラシア通りまで徒歩
建物があるアシャンプラ地区は19世紀に都市計画に基づいて開発された場所であり、モデルニスモ建築の宝庫なので、徒歩で周囲を眺めながら歩くのが良いだろう
私がガウディー建築に興味を持ったのは、実は90年代の終わり頃に石川県へ出張した際、確か、ノアの方舟という裏原系ディーラーの店舗の外観デザインがガウディー建築みたいだったことが起源となる
藤原ヒロシさんをはじめとする日本流のカウンターカルチャーを発信するチームからは、様々な事を学んできました