戸山公園・箱根山地区飛地
大隈記念講堂がある早稲田大学の本拠地の近くでもあり、歩いて数分の場所には早稲田大学戸山キャンパスがある。そして学習院女子中・高等科に隣接するエリアにある戸山公園・箱根山地区飛地へ行ってみた。
このエリアは、尾張藩の下屋敷当時は「戸山荘」と呼ばれた。約45万平方メートルの広大な敷地には池や山のほか、多くの寺社もあった。明治維新後、土地の所有が政府に移ると、庭園は壊され、陸軍戸山学校が設けられた場所で、射撃場、軍医学校など軍事面で近代国家を支える拠点となった。その後、第2次世界大戦後はGHQ(連合国軍総司令部)の接収を経て、一部が都立公園として整備された。
現在公園内にある戸山教会と付属幼稚園は将校の集会場を土台に建てられたそうで、内部には将校が書き残したとみられる”落書き”も残る。
話題としては、山手線内最高峰の山である箱根山は、人工の築山で標高44.6m、また、旧陸軍の医療施設が点在していたこの一帯からは、なんと100体以上もの人骨が発見されており、一説では関東軍第731部隊による人体実験の犠牲者とも言われている。ネットでは「ガチで “出る” 公園」として話題だ。
箱根山は尾張藩徳川家の回遊式庭園「戸山山荘」が整備された際に、池を掘った残土を積み上げて造られたと言われています。また、地面の下には戦時中の銃弾がたくさん埋まっているそうです。
公園は明治通りをはさみ「箱根山地区」、「大久保地区」の2エリアに分かれる。春から夏にかけてはサクラやツツジ、秋は紅葉が見ごろだそうです。
文化祭シーズンだったので寄ってみたが、学園祭などもこれからあるのでお勧めスポットです
戸山公園