New EditionのリーダーでリードボーカルであるRalph Tresvantに注目!

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New EditionのリーダーでリードボーカルであるRalph Tresvantに注目!

Ralph Tresvantは、1980年にBobby Brown、 Michael Bivins、Ricky Bell、Ronnie DeVoeらとともに、ボーイズ・グループNew Editionを結成。1983年に、アルバム Candy Girl でデビューし、タイトル曲の”Candy Girl”が、見事R&Bチャートの第1位に輝きました。Ralph Tresvantはメインヴォーカルを担当。Jackson 5時代のMichael Jacksonのようなボーイ・ソプラノを披露し、New Editionはたちまち人気グループになりました。その後、メンバー交代(Bobby Brownが脱退して、Johnny Gillが加入)し、1988年に傑作アルバム Heart Breakを発表。プロデュースはCandy Girl期はMaurice Starr、Heart Break期はJimmy Jam & Terry Lewis。今回はその他のアルバムは割愛します。

Bobby Brownが脱退後にBabyface and L.A. Reid.のLaFaceチームとTeddy Riley & Gene GriffinのNew Jack Swingチームと制作した2nd Album Don’t Be Cruelが大ヒットした。

New Editionのリーダーでリードボーカルは、Bobby BrownではなくRalph Tresvantだったので、Bobby Brownの快進撃はNew Editionを脱退せずに留まっているRalph Tresvant、Michael Bivins、Ricky Bell、Ronnie DeVoeのBell Biv Devoeにとっては気持ち的には大変なものであったと思われる。Johnny Gillが加入し、同年にJimmy Jam & Terry Lewisが制作した傑作アルバム Heart Breakをリリースしているタイミングなので新生New Editionとして存続するのかと思われていたが、Bobby BrownがBabyface and L.A. Reid.のLaFaceチームとTeddy Riley & Gene GriffinのNew Jack Swingチームと制作しリリースした 大ヒットアルバム Don’t Be Cruel以降のアメリカでの音楽シーンがストリートへ移行していったため、残るメンバーも次々にソロやグループで作品をリリースすることになる。

1990年にリリースされた4th Album Johny Gillは、New Editionの6th Album HEART BREAKの前に発売予定だったようで、Babyface and L.A. Reid.のLaFaceチームがメインProducerである程度出来上がっていたみたいですが、Johny GillのNew Editionへの加入が決まり、ソロアルバムの制作は中断して先にNew Editionでの活動が優先されたそうです。正式にリリースされたAlbum Johny GillにはJimmy Jam & Terry Lewisが制作に参加し、当時流行していたNew Jack Swingテイストを取り入れたヒットを出しています。

続いて、同じく90年にMichael Bivins、Ricky Bell、Ronnie DeVoeからなるBell Biv Devoeの1st AlbumにあたるPoisonがリリースされ4枚もシングルヒットが生まれた。サウンドはDr. Freezeなどが制作したNew Jack SwingやHip Hopを取り入れたストリート仕上げだった。

そして一番最後にソロとして自身の作品をリリースしてきたのが、New EditionのリーダーでリードボーカルであったRalph Tresvant。

Ralph Tresvantの1st Album Ralph Tresvantは、ほぼ Jimmy Jam & Terry Lewisが制作したもので、LaFaceチームのDaryl Simmons, Kayoが制作したものもあり話題となったが、大ヒットしたSensitivity、他にもRated R、Stone Cold Gentleman、Do What I Gotta Doなどヒットを記録。

LaFaceチームのDaryl Simmons, Kayoが制作したBobby Brown参加のStone Cold Gentlemanなど話題も!

90年代に入り、メンバーそれぞれがソロ活動やグループでの活動を開始した訳ですが、母体のNew Edition以上のビックヒットを放つわけです。メンバー全員がビックヒットを生んだという例は世界中を見渡しても無いと思います。メンバー交代(Bobby Brownが脱退して、Johnny Gillが加入)し、1988年に傑作アルバム Heart BreakをリリースするタイミングでPrince 一派のThe TimeのメンバーだったJanet Jacksonなどでヒット曲を連発しているJimmy Jam & Terry Lewisが、Ralph Tresvant、Johny Gillの成功に絡み、Babyface and L.A. Reid.のLaFaceチームも参加、唯一、Michael Bivins、Ricky Bell、Ronnie DeVoeからなるBell Biv Devoeは、大御所プロデューサーは関与せず Dr. Freezeなどが制作したもので勝負したので、まさに実力で成功したことになるが、Bobby Brownは、Babyface and L.A. Reid.のLaFaceチームとTeddy Riley & Gene GriffinのNew Jack Swingチームという新しい時代を引っ張るクリエイターとの作品で時代の先端に立つことになったのだから面白い。

Jackson 5 時代の Michael Jacksonのようなボーイ・ソプラノを披露して、人気グループとなったNew EditionのリーダーでリードボーカルであったRalph Tresvantという才能を再認識してみてはどうだろうか?

 

 

 

 

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