ずっと好きなChuckii Bookerという独特なプロダクション
1962年にカリフォルニア州ロサンゼルスで生まれたプロデューサー、ソングライター、アレンジャー、ミュージシャン (キーボード奏者、ピアニスト、ギタリスト、ベーシスト、ドラム)であるChuckii Bookerは、1980年代後半、著名なアーバン・コンテンポラリーR&Bアーティスト、プロデューサーとして頭角を現した。
1984年に名付け親であるバリー・ホワイトのプロダクションと契約し、音楽の録音を開始、その後、短命に終わったエピック・レコードのバンドでKipper Jonesが所属し、MtumeもプロデュースにかかわっていたTeaseで3年間キーボードを担当したが、レコーディング契約を結んだのは、思いもよらない方法だった。
彼は、ミュージシャンとしてのスキルをアピールするために、ジェラルド・オルブライトのマネージャーにデモテープを渡したが、テープの反対側には、彼のボーカルが入ったオリジナル曲が収録されていることを忘れていたのだ。その結果、アトランティック・レコードとのレコーディング契約を持ちかけられるというエピソードが!
アトランティックとレコーディング契約を結び、1989年にすべての楽器を演奏し、すべてのボーカルを歌ったデビューアルバム「Chuckii」をリリース。このアルバムは、ヒットシングル「(Don’t U Know) I Love U」とR&Bシングル1位の「Turned Away」によって好調だった。続く最終アルバム「Nice ‘N Wiild」は1992年にリリースされ、再びチャートトップのR&Bヒット「Games」を生み出した。2枚の1位シングル(「All I Do Is Think of You」と「Spread My Wings」)を生んだTroop、バリー・ホワイト、ジャネット・ジャクソン、ヴァネッサ・ウィリアムス、クール&ザ・ギャングなど、長年にわたって複数のレコーディングアーティストのプロデュースを担当。
ジャネット・ジャクソンのリズム・ネイション・ワールドツアーでは音楽監督、プロデューサー、キーボーディストを務め、オープニングアクトも務めた。
この仕事を得たのは、ジャネット・ジャクソンから長編ビデオ『Janet Jackson’s Rhythm Nation 1814』のプレミアに招待されたことがきっかけだったそうで、セレブリティと交流するためにプレミアに行ったが、上映後にジャネット・ジャクソンからツアーの音楽監督を頼まれ、意表を突かれたそうである。
主なプロデュース作品は、Lalah Hathaway, Troop, En Vogue, Angela Winbush, Diana Ross, Anastacia, Commissioned, Rihanna, Lionel Richie, Stevie Wonder, Bette Midlerなどのアーティストたちの作品で聞く事ができる。
個人的には、当時、Barry White, Ray Parker Jr. 、David Frank, Mic Murphy絡みの作品でChuckii Bookerを知ったのですが、マルチプレイヤーなのでTeddy Rileyと同じくドラムが叩けるからNJS調な跳ねるドラムは最高で、生音と機械音の調和はもちろん、キーボードやシンセサイザーの音もすごく計算されていて凄いし、特有の圧のかかったサウンドが好きで夢中でした。
Chuckii BookerテイストをJimmy Jam & Terry Lewisがトライするとオシャレですね!
Vincent Herbertサウンドも好きでした!
Vincent Herbertの作品の中で、この3曲はかなり好きです。