Antwerp 2011 Season 2 ~ The Diamond City of Antwerp
アントワープ市場の特徴は、世界中からあらゆる種類のダイヤモンドが集まってくるので、街自体が、ダイヤモンドの百貨店のような存在であり、地場産業としての研磨技術の高さはダイヤモンド・ビジネスに携わる専門家の多くに認められている
1990年以後、ダイヤモンドはベルギーの輸出の7%を占めていて、研磨を始めとする関連産業を含めて考えた場合、ダイヤモンド産業がベルギー経済に占める地位の大きさを窺う事ができるが、アントワープのダイヤモンド市場は重量で世界の原石の約50% – 85%を扱い、中央販売機構サイトの45% – 50%がベルギーに割り当てられているそうだ
また、アントワープは工業用ダイヤモンドの約40%を取り扱っていて、世界の多くの研磨済みダイヤモンドがアントワープのダイヤモンド・オフィスを経由している
輸入原石の85%は再輸出され、研磨済みダイヤモンドの約80%は輸入されたものといえ、２５年前に1万9000人いたベルギーのダイヤモンド産業に従事していた人々はイスラエルの台頭と一時期襲ったダイヤモンド価格の暴落やベルギーの高い人件費には勝てず、現在 4000人程度に減ってしまったそうだが、当時全世界の三分の一を占めた研磨職人達も現在では5%強に減ったが、機械化の実現によりアントワープの生産性は逆に向上し、1992年には世界的な不況のさなかにありながら、約6.5 – 7.0億ドルの原石をアントワープが吸収していたそうだ
駅周辺は、多くのユダヤ人が存在し、ダイヤモンド博物館をはじめ、ダイヤモンドのディーラーが軒を連ねる
ダイヤモンドの販売といえば、ユダヤ人の右に出るものはいない訳で、彼らは宝石のビジネスを掌握しています
もっと言ってしまえば、結婚のときに指輪を交換しますが、これはユダヤ教の慣習です
それでは！
